そらまめのつぶやき


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2017年06月05日(月)
「疑似ハイレゾを楽しむ」
 皆さんは「HDCD」という規格をご存じでしょうか。今から20年近く前にあった高音質CDの規格です。
現在ハードウェアでHDCDである事を認識する事はデコードチップ製造元が無くなったため、ほぼ出来ない状態で、ウチが所有しているHDCD対応CDプレイヤーも故障してしまって動きません。
図のように、Windows Media PlayerはHDCD規格のCDを見つける事は出来ますが、PC内に24bitのD/Aコンバーターが無ければ意味が無いと言われています。
ここでは、「HDCD規格のCDを疑似ハイレゾ音源にしてみよう!」と言う内容で記事にしたいと思います。
まず対象のHDCD規格CDをWAVでリッピングしてください。
次にこのヘッドホンのアイコンであるアプリ「Audacity」を入手してください。リンクは窓の杜です。
「ファイル」→「取り込み」→「オーディオの取り込み」を選択して下さい。
対象のWAVを選択して「開く」をクリックします。
開いたら、図のように「プロジェクトのサンプリング周波数」を「44100」から「96000」にします。
「トラック」→「リサンプリング」を選択します。
リサンプリングの周波数は「96000」を選択します。
2工程を経て「44100」から「96000」に変換します。この時点で「疑似ハイレゾ」ですw
リサンプリングが終わったら、赤丸の場所、見えづらいですが「96000Hz」になっています。
「ファイル」→「オーディオの書き出し」を選択します。
レベルは「8」、量子化ビット数は「24bit」を選択し、「FLACファイル」として書き出します。「保存」でflac拡張子のオーディオファイルが出来上がります。
スマホで聴く場合、色々ありますがウチは「mora」を使っています。
iOS版はこちら
Android版はこちら
何故「mora」なのか。ウチが使っているBluetoothヘッドホンがMDR-1000Xであるためです。
本製品はBluetoothヘッドホンであるのにもかかわらず、音質感は「ハイレゾ級」を謳っています。かつてのセガサターンが発売当時「64bit級」と謳っていたくらいですからそれを考えたらこちらの「ハイレゾ級」はまんざらでもありません。
普通の44.1kHz/16bitの音源でもキレイに聞こえます。しかも、iPhoneだと、付属のiTunesで再生させるよりも、高音質な感じがします。ひょっとしたら、「mora」アプリは「LDAC」で伝送しているかも知れません。「MDR-1000X」はLDAC対応ですのでこの相性は抜群だと、そう思います。
そして、疑似ハイレゾ体験です。素晴らしい。普通にHDCDをリッピングした音より断然、音質が良いです。普段聞こえない音が出ています。
HDCDの24bit信号は別のアプリでリッピングした方が良いかも知れませんが、取り敢えず今回はWindows Media Playerでリッピングした体験を記事にしました。

Mon, 05 Jun 2017 23:27:54 +0900


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